Banana Pi BPI-R1 に OpenWRT をインストール

BPI-R1は無線ルータタイプのBananaPiです。
これまで日本語の情報が少なくて苦労しましたが、まともに動くイメージを入手しましたのでご紹介します。

動作環境

  • OpenWRTというルータ専用のLinuxを利用します。ブラウザからGUIで操作できますので、シェルに不慣れな方でも安心して設定ができます。
  • 有線ルータとNASとしての利用が可能です。

必要なもの

  • BPI-R1本体 (海外通販で購入可能です)
  • 2A以上出力可能なマイクロUSBの電源
  • microSDカード(Class10、容量4GB以上)
  • インターネット接続環境

OSイメージの準備

  • ここからダウンロードできます。Latestにある一番ファイルサイズが大きいものです。gz形式なので7zipなどで展開してください。
  • 下記ページを参照の上、microSDカードに書き込んでください。microSDカードにOSイメージを書き込む方法

接続

  1. LANポート(4ポートの方)はPCと接続してください。PCのIPアドレスは自動取得にしておいてください。
  2. WANポート(1ポートの方)はONUからのLANケーブルを接続してください(フレッツの場合)。
  3. 電源コードを差し込みます。このとき残念ながらHDMIは利用できません。USBキーボードやマウスも不要です。

管理画面へのアクセス

電源を入れて3分ほどしたらブラウザから以下URLを開きます
http://192.168.1.1   ID: root   PW: admin

システムの設定

  • System → System → General settings
    • Hostname     BPI-R1(任意の名前で)
    • Timezone     Asia/Tokyo
  • NTP server candidates
    • ntp1.jst.mfeed.ad.jp
    • ntp2.jst.mfeed.ad.jp
    • ntp3.jst.mfeed.ad.jp
  • System → Adminsitration
    • Password     パスワード
    • Confirmatin   パスワード再入力
    • Port    SSHのポートを変更 10022(22以外の任意のポートで)
  • 入力したら「Save & Apply」をクリック

LANの設定

  • Network → Interfaces → LAN を Edit
    • Protcol          Static
    • IPv4 address     192.168.20.254
    • IPv4 netmask     255.255.255.0
    • IPv4 brodecast   192.168.20.255
  • 「Save & Apply」をクリックした後、PCのLANケーブルを抜き差しすると、新しいIPアドレスを取得します。
  • ブラウザで上記で設定したIPアドレスを開く

LAN側DHCPの設定

  • DHCPで割り振るDNSサーバを設定。
    • IPv4-Netmask   255.255.255.0
    • DHCP-Options   6,192.168.20.201

WAN側フレッツ接続設定

  • Network → Interfaces → WAN を Edit
    • Protcol  PPPoEを選択して「Switch protocol」をクリック
    • PAP/CHAP username     プロバイダのID
    • PAP/CHAP password      プロバイダのパスワード
  • 「Save & Apply」をクリックするとネットにつながる

DNSの設定

  • Network → DHCP and DNS → General settings
    • DNS forwardings     8.8.8.8

サーバ公開

  • ウェブサーバの場合、以下を設定
  • Network → Firewall → Port Forwards
    • Name         WordPress(お好みで)
    • Protocol    TCP
    • External zone   wan
    • External port    80
    • Internal zone    lan
    • Internal IP address   LAN側のIPアドレスを指定
    • Internal port    80

日本語化

  • opkg update
  • opkg install luci-i18n-base-ja

SATAに接続したディスクの初期化

  • シェルから以下を実行
    • fdisk /dev/sda
    • mkfs.ext4 /dev/sda
    • mkdir /home
  • 管理画面から
    • システム → マウントポイント → マウントポイント
    • マウント設定を有効にする → チェックを入れる
    • UUID → /dev/sda
    • マウントポイント → 手動設定を選び /home を設定
    • 保存&適用 を押す
    • 再起動

sambaのインストール

  • opkg install samba36-server luci-app-samba
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